初心者のための音楽理論 ~その1 鍵盤上の音の把握~
こんにちは♪
今回から〈初心者のための音楽理論〉のスタートです。
・直感的にわかる
・譜面を使わない
・誰にでも理解ができる
この三本柱を理念に掲げ、カリキュラムを進めて行きたいと思います。
第1回目は鍵盤に慣れる事からです。
お手元に鍵盤楽器をご用意いただくと理解が深まるかと思います。
これは鍵盤の一部分を切り取ったものですが、このように鍵盤が目の前にあった時に、どこに何の音があるのか、正確に理解できるところからはじめていきたいと思います。
鍵盤を眺めた時に、鍵盤を2つのパーツに分割できる事にお気づきでしょうか?
順を追って説明していきます。
鍵盤の白い部分を白鍵、黒い部分を黒鍵といいます。
白鍵と黒鍵が隣合っている部分がほとんどですが、鍵盤の中に白鍵同士が隣合っている箇所が何ヵ所かありますね。
この部分で鍵盤を2つに分割するわけです。
そうすると…
鍵盤5枚
鍵盤7枚
このようにセパレートできますね。
5枚と7枚を合わせて12枚です。
1オクターブが12音というのは皆さん、どこかで聞き覚えがあるのではないでしょうか。
一見して複雑そうに見える鍵盤ですが、実は、この2つのパーツが順番に組み合わせられ、合計12個の音で構成されていると言うことができます。
凄くシンプルでしょう?
さて、続いてはどこに「ド」の音があるかですが、分割した鍵盤5枚の方を見て下さい。
この5枚の鍵盤の「一番左側の白鍵」が「ド」の音です。
この音からはじめて、白鍵のみを順番に左側に進んでいけばドレミファソラシ~と弾く事ができます。
このドレミファソラシ~には3つの呼び名があります。
今回はこの3つの呼び名を覚えるところまでです。
頑張りましょう♪
まず1つ目がご存知のように「ドレミファソラシ」
2つ目がアルファベットで「C D E F G A B」
そして3つ目がギリシャ数字で「Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ」
どの呼び名で言われても、すぐにその音を弾ける事を目標にします。
例えば…
シと言われたらシの音
Dと言われたらレの音
Ⅳと言われたらファの音
といったように、頭の中で即座に変換できるようにしておきましょう。
どうでしょうか?
このように〈初心者のための音楽理論〉はゆっくりではありますが、じっくり丁寧に進んでいきます。
作曲ができるようになるまでを目標に一緒に頑張って行きましょう♪
それでは、また次回!