初心者のための音楽理論 ~その4 メジャー・スケールのインストール 前編~
こんにちは♪
さて、今回からいよいよメジャー・スケールのインストールです。
最終的な目標は〈全12のキーでメジャー・スケールが弾けるようになること〉なのですが、とはいえ、前編と題した今回は〈インストール・ツールのインストール〉が目標です。
なんだか回りくどいですね(笑)
順番に説明していきますね。
まず、メジャー・スケールを全てのキーで譜面を使わずに弾けるようにするためには〈ホールトーン・スケール〉の理解が欠かせません。
ホールトーン・スケールとは全音階で成り立っているスケールの事で、全6音から構成されています。
ほとんどのスケールは7音で構成されているので、このスケールはちょっと特殊ですね。
百聞は一見にしかずということで、ホールトーン・スケールを鍵盤上に表してみます。
全音階で構成されているということは、鍵盤1枚飛ばしで弾いていけばいいわけです。
1オクターブは12音ですので、鍵盤を1枚飛ばしで弾いていけば6音で一周できますね。
上に表したように、ホールトーン・スケールは青で示したタイプAと赤で示したタイプBの二種類しか存在しません。
最初に鍵盤を5枚と7枚に分割した事を思い出してみて下さい。
タイプAは
鍵盤5枚セットの白鍵全部、7枚セットの黒鍵全部
タイプBは
鍵盤5枚セットの黒鍵全部、7枚セットの白鍵全部
このように考えると、理解がしやすいのではないでしょうか。
図と照らし合わせてよく確認してみて下さい。
それでは、このホールトーン・スケールをどの音から始めても弾けようにしてみましょう。
タイプAとタイプBを意識して、鍵盤を図形のように捉えるのがコツですね。
いかがでしょうか?
何故こんな回りくどい事をするかというと、ホールトーン・スケールのタイプAとタイプBを組み合わせる事であらゆるキーのメジャー・スケールを導き出す事が出来るからなのです。
その導き方は後編で!
それでは、また次回をお待ち下さい♪