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初心者のための音楽理論 ~その5 メジャー・スケールのインストール 後編~

こんばんは。

 

 

今回はメジャー・スケールのインストールの後半になります。

 

前回、2種類のホールトーン・スケールを組み合わせてメジャー・スケールを導き出すという所で終わっていたと思うのですが、今回はいよいよその方法になります。

 

 

 

《3/4/1》

 

これがキーワードになります。

 

 

はい、これだけでは何の事かわからないと思いますので、説明していきますね。

 

このキーワード《3/4/1》でホールトーン・スケールを半音で乗り換えるのです。

 

 

前回のホールトーン・スケールのタイプA、タイプBの話をよく思い出してみてください。

 

ホールトーン・スケールにはタイプA、Bの2種類しか存在しません。

 

 

 

 

 

例えば、Cのメジャー・スケールを導き出したいときに、ドから始めてホールトーン(タイプA)で3つ。

f:id:masahikosakai:20200712030937j:image

 

 

続いてホールトーンのタイプBに半音で乗り換えて4つ。

f:id:masahikosakai:20200712030945j:image

 

さらに、半音でタイプAに乗り換えて1つ。
f:id:masahikosakai:20200712030952j:image


 

と、このようになりますね。

 

 

 

ではG♭ではどうなるでしょうか?

 

 

同じ手順で導き出してみましょう。

 

まず♭ソからホールで3つ。

乗り換えて4つ。

さらに乗り換えて1つ。

 

鍵盤上には以下のように表せます。f:id:masahikosakai:20200712032047j:image

 

 

Aでは?

手順は全く同じです。f:id:masahikosakai:20200712033257j:image

 

 

 

ホールトーン・スケールが組み合わせられているのを確認してみて下さい。

 

乗り換え部分が半音になっているのがポイントです♪

 

 

 

どの音から始めた場合もこのように《3/4/1》とホールトーンを乗り換えることで、任意のメジャー・スケールを導き出せます。

 

 

適当な音を選んでゲーム感覚でメジャー・スケールを弾いているうちに気がついたら、何も考えずに全12のキーでメジャー・スケールが弾けるようになっていると思います。

 

遊びだと思って楽しみながらトライしてみてくださいね♪

 

 

それでは、次回はマイナー・スケールのお話に入りたいと思います。

 

また次回!